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ポートフォリオとその所感

保有している株式の割合はこんな感じです。 現金積み立てNISAと恩株(主にGoogle1枚)は除いています。 システムディ 28.2% バークシャーハサウェイ 22.7% 遠州トラック 13.6% エリアリンク 12.9% FaceBook 8.8% 日本リビング保証 4.7% アリババ 6.4% 明豊FW 2.6% 株価下落時には多くの学びがあります。 例えば、私はこの下落を機に、もう一度保有企業について3年後のEPS、その確度 の観点から考え直してみました。 すると自分では理解していると思っていたことが、実はあやふやだったりといった発見があり面白んですよね。 この見直しにより、BTOと化粧品雑貨ビジネスに対する理解の浅さを痛感し、アプライドを売却しました。 さて、PFの所感ですが、その前に一つ。 海運がひと段落し、次にどこへ行くか考えたとき、基幹システムが思い浮かびました。 素人なりに基幹システムの会社には次のような特徴があると考えています。 ・粘着力がある ・寿命がだいたい10年 ・予算が後回しにされがち 粘着力についてですが、基幹システムの入れ替えは物凄く大変です。 既存業務フローの見直しと問題点の洗い出し。 問題が見つかると、次にこれをシステムによって解決可能か?できるならそれによってどの程度生産性が上がるか 最終的なシステム導入を決めるのは経営陣ですが、経営陣が首を縦に振るには数字が必要。 新システムを導入することにより、従来の業務がこのように変わり、それによって生産性が●●%上がり、 よって、〇年で投資回収できるという提案が必要です。 そこで経営陣が首を縦に振るといよいよシステム導入開始。 ただし、システムというのは会社に任せておけば勝手に出来上がるわけではなく、綿密な打ち合わせが必要となる。 なぜならば、システム屋さんはあくまでもシステムのプロであり、お客さんの業務については素人のため、業務をシステムに落とし込むための業務理解が必要だからです。 そしていよいよシステム設計に入っていくのですが、あまりの長くなりすぎるため割愛します。 用はシステムを作るその前段階ですらこれほどの大変な問題が待っているわけですね。 そりゃ、多少の不満があったとしても同じシステム使い続けますよ。 なんかこれ買ったら外れだから別のものを買う程度の軽さで、システムが合わないから

Twitterの一連の騒動をみて思ったこと

Twitterを見ていると最近よくあの方とあの方のやり取りを見ますので、 それを見て思ったことを書いていきます。 ファンダメンタル投資家というのは、あの手のこの手で企業の価値について考えていくわけですが、 その中で  ROIC(投下資本利回り) > WACC(資本コスト) こそが企業が創造した価値である という考え方あります。 こうやって横文字にすると何か難しい響きに見えますが、 要は借りたお金よりも稼ぐことが企業の価値であるということです。 例えば100万を利率4%で借りたとして、事業で3万稼いだとしたら 確かにお金を稼いでは入るんですが、その事業やる意味ないじゃないですか だって資本コスト4%に対して 投下資本利益率3%しか稼いでいませんもの 1%の赤字です。 こうやって書くとすごく簡単な話になりますが、ややこしいのが株主資本コストです。 WACCには大体二つのコストがあり、それが債権者に対する資本コストと、株主に対する資本コストで、 債権者に対する資本コストはわかりやすいと思います。 ようは借りたお金に対して利子をつけて返せということです。 株主に対するコストですが、例えば無配企業の場合、企業から株主に対して支払われるお金はありません。 では株主はボランティアで無償でお金を企業に提供しているのでしょうか? そうではありませんよね それ相応のキャピタルゲインを求めて投資しているわけです。 そして、その株主が求めている利益こそが株主資本コストです。 なので、損益計算書上は黒字であっても、株主資本コストを考えると事業価値なし みたいな企業は往々にしてよくあることで、 そういう企業はだいたいPBR1未満、つまり事業価値なし という評価を市場から受けるわけです。 ではよし分かった ROICとWACCが大事なんだな。高ROIC企業をスクリーニングして投資しよう!! といった感じで儲けることができれば苦労はしないのですが、実際はもっと大変です。 高ROICがこの先も高ROICであり続けなければ儲からないのです。 で、高ROIC企業というのはつまるところ効率よく儲けてる企業ですからそこには当然競合がわらわらわいてきます。 それを跳ねのけて価値を生み出し続けることができるか? という命題について考えていかなければなりません。 そこでその企業のビジネスモデルやソリューション