note読むぐらいならCoffee Inc2しよう

 コーヒーinc2 というのは素晴らしいゲームです。

コーヒー店をどんどん出店し、お金を稼ぎ、

ある一定の規模になったら上場したり、配当だしたり、自社株買いしたり、みたいな結構本格的な経営シミュレーションゲームです。

なんと損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー表 もあります。

このゲームは株式投資に必要ないろいろな知識を教えてくれます。

①成長持続の難しさ
②財務諸表のとっつきにくさを克服し、ゲームで分かりやすく学べる
③資本配分の良いところ悪いところ





①成長持続性の難しさ


まだ2店舗しかコーヒーショップ出してないころは、後一店舗出せば年率50%の成長を実現できます。

しかし、100店舗すでに出店しているときは、後50店舗出さないと同じ成長はできません。

これは厳しい。

50店舗出すにはいろいろなリソースが必要ですし、物理的な限界もある。

要するにこれ以上、出店する土地が物理的にないということです。

こうなると、爆発的な成長を持続するのはかなり困難です。

このゲームは私たちに、成長するにはその市場規模そのものを意識する必要がある(物理的に出店できない状態になればそれ以上成長は困難である)
ということを教えてくれます。



では、2店舗しか持っていないときは容易に成長できるか?

というとそうではなく、2店舗しか持っていなときは資金がおぼつかない状態で、

銀行もお金を貸してくれません。

なので、今出店すれば必ずもうかるということがわかっていても、

出店する資金が調達できないがために、歯がゆい日々を送ることになります。

小型グロース企業が爆発的成長をできるかというと、大資本を持つ企業と比べいろいろな制約があるために成長が妨げられる
ということをこのゲームは教えてくれます。


②財務諸表


なんとこのゲームは財務諸表を作成できます。





特に、投資初心者の方にとっては財務諸表はとっつきにくい領域だと思います。

このゲームをやることによって

例えば、銀行でたくさんお金を借り積極出店することによって返済額が増えることがありますが、

損益計算上は黒字、でも手元の現金はなぜか減っていき、倒産

あるいはその逆が発生することがあります。

このような経験を通し、損益計算書とCFの違い

減価償却の概念、資産の意味 をざっくりと体で理解することができます。





③資本配分


このゲームは何にお金を使うかはプレイヤーにゆだねられています。

コーヒーショップを出店するのか?

不動産 あるいは株を買ったりベンチャー企業の出資するのか?

借金を返済するのか?

株主に配当を出すのか?

自社株買いするのか?


資金調達では、

銀行にお金を借りるのか?

増資するのか?


なんでもできるゲームです。

これによって、各資本配分の特徴を体で学ぶことができます。

例えば、配当がものすごく好きな方、自社株買いがものすごく好きな方。

自己資本比率が高い企業が好きな方。

色々資本配分について特定の好みを持たれる方はたくさんいると思いますが、

自分の好きな資本配分調達以外に目を向けるきっかけとなると思います。





以上、述べてきた通り
・成長持続の難しさ
・財務諸表
・資本配分

を体で学べるゲームとしてこれほどのものはないと思っています。

気になる方はコーヒーinc2でアプリストアか何かで検索すれば数百円で買えます。





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